スポーツ界を仕事場に選んだ若造が、見て・聞いて・感じたこと。
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Social Support ~ピッチングの神様~
 スポーツ心理学の近年脚光をあびている手法に、ソーシャルサポートというものがあります。

 たとえばチームに、怪我をしてリハビリが必要な選手がいるとき、その選手は別メニューでチーム本体とは離れてリハビリを行うのが慣例で、MLBでのDLなんかはまさにそれですね。

 ところがソーシャルサポートの考え方では、リハビリが必要な選手もできるだけ、チームと行動をともにする。リハビリを行うときも、チームの練習しているコートで行うか、練習の時間を避けて行い、チームの一員として常にコートにいるようにさせ、客観的な意見を他の選手やコーチに伝えるという役目を与えよう。というのが主なコンセプトです。

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個人契約(専属)について考える(2)
 カリフォルニアに移って2週間が過ぎました。前回は専属アスレティックトレーナーのネガティブな部分について書きましたが、今回はポジティブな部分について書いてみたいと思います。

 立場が変わって大きく変わったのは権限の部分です。以前はあくまでもチームの方針があり、それに沿って自分の仕事というのが決められていましたが、今の立場ではほぼ自由に選手のサポート業務を組み立てることができます。障害のケアについてはドクターの意思が最優先されるのは当然のこととしても、コンディショニングのプランについては自分の理想とするものに限りなくあわせることができます。また今回は自分の出身校から全面的なバックアップを受けていますので、医療機器やリハビリ・コンディショニング用具類についてもほぼ満足できる環境が整いました。チームにいた時と比べてマイナスな部分は、経験豊富な上司に相談するということが難しくなったことでしょうか。
 
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個人契約(専属)について考える(1)
 前回の記事でも書いたように、チーム契約から個人契約のアスレティックトレーナーへと私の立場は変わりました。

 以前から感じていたのですが、アスレティックトレーナーについて世間一般では、XX選手専属トレーナーと、チーム契約のアスレティックトレーナーの違いについて十分理解されていないような気がします。

 メジャーリーグで活躍する選手にのなかには、専属のトレーナーを連れている人が何人かいますが、それら選手専属トレーナーについての球団での扱いはケースバイケースで、クラブハウス内で活動してもよいという球団もあれば、完全に出入り禁止という球団もあります。昨年から今年にかけては、超大物選手の薬物疑惑(選手専属トレーナーが禁止薬物を選手に渡していたと報道されたこと)により、後者のポリシーを選ぶケースが多くなったのではと思われます。
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痛みがなくなれば、、、
 以前から書こうか書かないでおこうか迷っていたトピックですが、今回はあえて業界に一石を投じてみようかと思って書きます。どうせここを読んでいる人なんてそんなに多くないわけだし、、、

 今年のスプリングトレーニングで、あるベテランの野球評論家の方とお会いしました。80年代中盤に大活躍された元プロ野球選手のその方が、私のチームの日本人選手との夕食の席でこうおっしゃいました。

「俺は現役時代、鍼を打ってもらったことがない。自分のチームのトレーナーのほとんどが鍼灸師だったけど、なんか細かい神経とか傷ついたりしないかと考えると、鍼だけは打ってもらう気にはならなかった。今でもほかの選手にも勧めようとは思わないよ」

その世代の元選手の方からその言葉を聞くのはある意味驚きでした。
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畏れながら申し上げます、、、
 アスレティックトレーナーとほかの医療職との一番の違いは、

「スポーツ外傷・障害の予防」

を行うことにあります。外傷・障害の発生を防ぐことができるよい仕組みをつくることができればアスレティックトレーナーは外傷・障害のケアから開放されるはずなので、それを目指していろいろ試みるのですが、外傷・障害の発生をゼロにするのは不可能といっていいかもしれません。

 なかでも一番難しいのは選手のフォームなどに外傷・障害の原因となる要素が見られるときで、それまでそのやりかたで長い間成功してきた選手にフォームについて口出しすることは度が過ぎているように感じます(うちの8歳の長男にならいくらでも口出ししますが、、、笑)。
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